短編・連作小説 大掃除

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今は十二月の上旬。
もうすぐ一年が終わる。
早いような、長かったような。
そんな気持ちが、毎年この時期になると顔を出す。

年末の掃除は嫌だなと思いつつ、
少しずつ始めておいたほうが気は楽だとは思う。

外は冬らしい青空。
冷たい空気の中にも、どこか澄んだ光がある。

今日は休日。
大掃除と言うほどではないけれど、
気になっていたところを少しずつ片づけようと思った。

まずは窓を拭く。
指先が冷たくて、途中で何度か息を吹きかける。
でも、ガラスが少しずつきれいになっていくのがわかる。
カーテンも洗濯機にかけた。
陽が出ている間に干してしまおう。

お昼ごはんの時間。
温かいお茶を淹れて一息。
テーブルの上には、温めた冷凍のお弁当。
もうひと頑張りしようとつぶやく。

午後は玄関の掃除をして、台所も終わらせた。
やっぱり私は、やり始めると止まらないタイプだなと思う。
さすがに疲れてきたので、十五時ごろにはやめた。

少し早いけれど、お湯を沸かしてお風呂に入ろう。
入浴剤を入れて、ゆっくり湯船につかる。
あぁ、気持ちいいな。
疲れがじんわり取れていく感じがする。

お風呂から上がると、
カーテンを確認する。
まだ少し湿っていたけれど、まあこのくらいならこれから暖房付けるから大丈夫そう。

外はすっかり暗くなっていた。
この時期は、本当に日が落ちるのが早い。
窓の外の明かりを一瞬だけ見て、
私はカーテンをゆっくり閉めて暖房をつける。

今日はお疲れ様でした。

あとがき

クリスマスや年末の空気が少しずつ近づくと、
大掃除の事を考え始めます。
窓を拭いたり、カーテンを洗ったり。
少し休んで、ご飯を食べつつお茶を飲む。
でも掃除をした後は少しだけすっきりした気分になりますね。