短編・連作小説 五月の真夏日

「川嶋さん、おはよう。今日も暑いねぇ」

今日の午前中は店長と二人のシフト。

午前出勤にもかかわらず、外は真夏のように暑い。

「天気予報では、最高気温三十度を超える真夏日だと言ってましたね」

「一応まだ5月なんだけどねぇ」

そう言いながら吉田店長は額の汗を拭いている。

「ほんとですね。 休みの日でも外に出たくなくなります」

「俺は昨日休みだったけど、ビールが美味かったな」

「つまり出かけてないんですね」

「ご飯買いに、コンビニには行ったよ」

そんな話をしながら店長は早速エアコンのスイッチを入れた。

しばらくすると涼しい風が入り込んでくる。

「この前、杉山くんと遅番二人だった時にエアコンのフィルター掃除しておいてよかったよ」

「ありがとうございます。とても助かります」

「いえいえ。自分の家はまだだけどね」

「私もまだ、掃除してないです」

衣替えはこの前やったけど、まだ扇風機も出してないなと思った。

「涼しい〜。 もうエアコンの季節になっちゃいましたね」

「ほんとだねぇ」

「接客業だからしないけど、もっと薄着したいよ。ほんとはエプロンも脱ぎたい」

「それはダメですよ」

「いや、わかってるよ、思ってるだけ」

「それはわかりますよ」

そんな冗談を言いながらも、店長は手際良くコンテナ内の確認、伝票やノートの確認をしている。

「今日は引き継ぎも結構あるね。 昼前から出張買取行ってくるから少し一人になるけどよろしくね」

「はい、大丈夫です。 換気中お疲れ様です。 水分補給お忘れなく」

「そうだね。 スポドリ持っていくよ」

「はい、そうしてください。 倒れたら大変ですから」

「ありがとうね、川嶋さん。 杉山くんは同じこと言ってるのに、言い方がきついのよ」

と笑い話のように語る店長。

私も自然と笑ってしまった。

「さて、今日も仕事たくさんあるよ。 頑張ろうね」

「はい」

私の部屋も、エアコンと扇風機の掃除をしないとなと思った。

そんな真夏日の朝だった。


あとがき

5月でもアイスクリームが食べたくなる季節になりましたね。

最近はショッピングモールに行くと、クーラーが効いていて少し寒いくらいです。

エアコンのフィルターの掃除をすると、電気代も多少ですが安くなるので、私も早くやらないといけないなと思いました。

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