これは数年前に私が初めて見た、劇団四季のお話です。
かなり前のお話ですが、当時働いてた職場の人が「ライオンキングの劇団四季」が好きだという話をしていました。
最前列で、同じ舞台を年に一度観るのが楽しみなのだと、話していたのを覚えています。
でも当時の私は、舞台にまったく興味がありませんでした。
同じ作品を何度も、高いお金を払って観るということが、あまりわからなかったからです。
それから五年以上が過ぎました。
私は職場が変わり、その方とは会うこともなくなりました。
私自身はあの頃とは少しずつ変わり、展示を見に行くなど、少しずつ文化的なものに触れる機会が増えていました。
そんなある日、友人から「劇団四季観に行かない?」と誘われました。
席は後ろの方で、価格もそこまで高くないとのこと。
ふと、あの頃の職場の人の話を思い出し、私は行ってみることにしました。
チケットが取れたのは、半年以上先でした。
そして当日。
初めて足を運んだ劇団四季で観た作品は『アナと雪の女王』でした。
映画は観ていたから物語は知っているので、きっと楽しめるだろう、という軽い気持ちでした。
劇団四季がどのようなものなのか、あえて事前情報は調べず向かいました。
実際に観た舞台は、私の想像を大きく超えていました。
この時初めて、舞台を生で見ることの良さを知りました。
舞台はBlu-rayや映画館でのライブビューイングでは味わえない体験でした。
私はその時気づきました。
「何度も同じ舞台に、高いお金を払ってでも観たい」
そう話していた方の気持ちが、今ならわかります。
それからまた、時が経ち。
私はさらに別の劇団四季の作品を、二作品観に行きました。
まだ同じ作品を繰り返し観たことはないですが、どの舞台も印象深く、心に残っています。
今では、舞台ならではの臨場感や、同じ作品でも役者さん含め、毎回少しずつ違う空気が生まれることに、価値があるのだと感じています。
私にとっての劇団四季は、
「以前は理解できなかったお金の使い道が、自分の中で納得できるものに変わった体験」でした。
今後も年に一回くらいのご褒美的な趣味として行きたいなと思っています。

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